カラコンの選び方

カラコンの選び方について

数多くのカラコンが販売される中、特に初めてカラコンを購入しようとしている方にはどのカラコンを選ぶべきかわからないという悩みが少なからずあるのではないでしょうか。もしくは過去にそういう経験をしたという方がいるかもしれません。カラコンには多くの種類があり、それは多岐にわたります。
ブラック、ブラウン、ブルー、ピンク、ヘーゼル、グリーン、グレーなど数種類にも及ぶカラコンのカラーバリエーション。サークルレンズから3トーン、4トーンと様々なデザイン性を持つカラーコンタクト。DIA(レンズ直径)や着色直径などのサイズ。度あり、度無しなど度数の有無。販売価格。BC8.5やBC8.6、BC8.7などのベースカーブ(BC)の違い。ワンデー、2週間(2week)、1ヵ月(マンスリー)といった装用期間タイプの違い。更に細かくは、キャストモールド製法やサンドイッチ構造など構造、製造方法や製造国、メーカー、含水率の違いなど、カラコンには多くの種類が存在すると言えます。
度数やBCについては当然ながら眼科での診断による処方箋の通りにご自分に合ったものを選ぶのがベストですが、デザインやサイズ、カラーなどはご自分の好みで選ぶ事が可能です。瞳のサイズを大きく見せたいという人は14.5mmや14.8mmといったレンズ直径が大きめのサイズが合うかもしれませんし、派手なカラーは避けたいという方には1トーンの着色直径が小さめなブラックかブラウン系サークルレンズがぴったりマッチするかもしれません。
目は人それぞれ異なる大きさがあり、瞳の色も暗めから明るめな人までさまざまで、試着も難しいために一概におススメのカラーコンタクトを当てはめる事は難しいのが現状です。しかし、自分の目のサイズや瞳の色をある程度把握することで、それぞれのカラコンの情報を元にそれに近づく事は決して難しいことでなくなるでしょう。完璧にご自身に合ったカラコンに出会うまでは、ある程度の経験は必要かもしれませんが、最高のカラコンと出会うまでの過程も含めてお楽しみ頂ければ幸いです。

フチなしとフチありのカラコンの見え方

フチあり
フチあり
フチなし
フチなし

カラコンには多くの種類があり、それは「カラコンの選び方について」という項目でも少しお話させて頂きましたが、その中には「フチあり、フチなし」といった違いもある事をご存じでしょうか。フチありのカラコンというのは、レンズの着色部分の外側に黒などの比較的濃い色で縁取られているレンズを言います。フチの太さは様々で、ハッキリと確認できるほど太めのラインから裸眼に近いような薄く細めのラインまでカラコンの種類によって異なります。 くっきりしたフチのあるカラコンの中でも代表的なのが「エンジェルカラーワンデー」のアーモンドというカラーで、目がくりくりに見えるくらい瞳の輪郭がはっきりし、その為にフチなしと比べても大きく見えるような印象を受けます。
もう一方のフチなしカラコンは、より自然な印象となります。ナチュラル系のカラーコンタクトでは、ほとんどがフチなしを採用しており、ハーフ系のカラコンも同様にフチなしデザインが多く使われているのが特徴です。人それぞれ好みにもよりますが、瞳の印象を強くしてしっかりと盛りたいという人にはフチありがおススメで、より自然な印象を求めている方にはフチなしがおススメです。

カラコンにおける含水率とは

高含水

含水率50%以上は高含水率、含水率50%以下は低含水率

ほとんどのカラコンには「含水率○○%」という表記があります。それはカラコンによって異なり、例えばカラコンブランドの一つであるLARME(ラルム)モイスチャーUVでは含水率が42.5%であるのに対し、エンジェルカラーバンビシリーズワンデー ヴィンテージというカラコンでは含水率が58%と高めです。 そこで、低含水率と高含水率のカラコンの特徴ですが、まず初めに含水率についてお話させて頂くと、カラコンにおける含水率とはレンズが水分量を含む事ができる割合を表しています。これは、カラーコンタクトレンズにどれくらいの水分量が含まれているかという事にも繋がりますが、50%を基準に含水率50%以上ですと高含水率、50%以下ですと低含水率と判断するのが一般的です。
高含水カラコンの特徴としては、着け心地がよく装着の違和感を感じにくい為に快適に使用する事が出来るという点です。さらに水分量が多いということで酸素透過率にも優れていて、瞳の酸素不足を軽減する効果もあると言えるでしょう。では、高含水率レンズの方が低含水率のレンズより優れているかというとそうではなく、高含水率にはレンズに含まれている水分の蒸発量も多いためにレンズが瞳から涙を吸収してしまい、ドライアイになりやすいというデメリットがあります。従って長期装用には向いていません。
続いて低含水カラコンの特徴を見てみましょう。低含水率レンズでは瞳からの水分吸収量が高含水レンズに比べて少なく、目が乾きにくいという特徴があります。この為に、涙が少ない方やドライアイの方には低含水率のカラコンが合っていると言えるかもしれません。
しかしながら、低含水率にもデメリットがあります。それはレンズの含む水分量が少ない為に酸素透過率が高含水レンズに比べて良くはなく、目が酸素不足になりやすくなる場合もありますので連続して長時間装用するにはリスクが高まります。
どちらのレンズにもメリットとデメリット、それぞれ特徴がありますが、眼科での相談をもとにご自分に合ったカラーコンタクトを選択してみて下さい。

DIA(レンズ直径)と着色直径の違い

レンズ直径
着色直径

カラコンの商品詳細の中でDIA(レンズ直径)や着色直径といった項目がありますが、これはカラコンのレンズ自体の直径と着色がされている箇所の直径部分をそれぞれ表しています。例えば、DIA14.2mmで着色直径13.6mmのレンズ詳細表記だった場合、レンズの直径がDIA14.2mmで実際に着色がされている箇所の直径が13.6mmとなり、外側の透明部分がその差である0.6mmということになります。従って、実際に瞳に装着したときに見える目のきさは直径13.6mmとなるので、14.2mmの目のサイズとはなりません。

目のサイズ感を決定づけるのは着色直径ということになります。同じDIA14.2mmでもカラコンのブランドや種類によって着色直径が異なっていたりすることも多々あり、それはカラコンのデザイナーの意図であったり工場による製造方法によるものだったりもしてさまざまです。
基本的にはレンズ直径に比例して着色直径も大きく作られている事がほとんどですので、DIAの大きいレンズはデカ目の効果が期待できると考えてそこまで差異はありませんが、カラコンのブランドによってはDIAと着色直径に大きな差があるレンズも稀にありますのでそこは注意が必要です。

カラコンのBC(ベースカーブ)について

ベースカーブ

カラーコンタクトにはベースカーブというのがあり、レンズのカーブを表す数値となっています。このベースカーブがご自身の眼球の丸みに近いほどレンズが瞳にフィットし、ずれにくくなると言われていますが、その数値は一般的にBC8.5mm~8.9mm程度のものがあり、値が大きいほどカーブが緩く、小さいほどカーブがきつくなります。従って、丸みがきついほどレンズはずれにくく、緩いほどずれやすくなると言えるでしょう。
眼球のカーブは人それぞれ個人差がありますので、眼科などで診断して貰う必要があります。もし、今お使いのカラコンが「ちょっとずれやすい気がする」というような感覚をお持ちでしたら、ご自身のカーブにカラコンのBCが合っていない状況なのかもしれません。
極端にベースカーブが合っていない場合、目に負担をかけてしまっている場合もあり、トラブルの元となる可能性もありますのでご注意ください。
当ショップ「カラコン通販クイーンアイズ」ではBC(ベースカーブ)でカラコンを選ぶことも可能となっていますので、ぜひそちらもご活用の上、ご検討お願い致します。

カラコンのカラーバリエーション

ブラック ブラウン グレー ピンク ブルー グリーン パープル

カラコンのカラーには多くの種類があり、もはや無数に存在すると言っても過言ではないでしょう。1トーンから4トーンのデザインまで数々のデザインが登場し、その組み合わせも膨大です。しかしながら基本的にはスタンダードなカラーとしてブラウン(茶色)、ブラック(黒色)、グレー(灰色)、ピンク(桃色)、ブルー(青色)、グリーン(緑色)、パープル或いはバイオレット(紫色)、そしてヘーゼルなどが使われる傾向にあります。
これらのスタンダードなカラーに加えて、ブラウンにイエローを足してみたり、ブラウンの中でも異なる明るさのブラウンを混ぜてみたり三種類のカラーをブレンドしてみたりといった試行錯誤を重ねながらカラコンメーカーは新しいカラーデザインを生み出しているのです。
カラコンの用途によってもカラーは重要な役割を果たします。例えば、ほとんど裸眼のようなニュアンスで少しだけ瞳を大きくみせたいという人には1トーンのブラウンもしくはブラック系サークルレンズがおススメです。外国人風やハーフのような瞳を求めている人であれば、ブルー系、或いはグレーやグリーン、ヘーゼル系の3トーンフチなしデザインなどが理想に近いかもしれません。
このように、さまざまなカラーバリエーションからカラコンを選んでその日のメイクやファッションに合わせて楽しめるというのもカラーコンタクトの魅力の一つです。

カラコンの実際の発色

カラコンの購入を検討する際に、「実際の発色はどの程度なのだろうか。」という疑問を抱いた事がある方がいるかもしれません。確かに、カラコン通販ショップなどのウェブサイトでカラコン商品を見てみると、分かりやすくカラコン装着イメージ画像が記載されているものの、撮影用に撮られた目の画像ではフラッシュなども相まって、自然な光の下での見え方や屋内、屋外での普段通りの条件での見え方を想像するのが難しくもあります。 率直に言いますと、カラコンの発色は、光加減や場所、更にはその人の瞳の色によっても大きく異なってきますので、イメージ画像はあくまで参考のためのものであって、完璧に正しい発色を表しているわけではありません。
瞳の色が黒目よりですと、あまり発色しなかったりする場合もありますし、茶目寄りですと比較的明るめに発色したりもします。
高発色カラコンとして定評があるのはやはりコスプレ用カラコンが主だったりしますが、そこまでいかずともナチュラルに発色が優れたレンズは多々あり、例えば「loveil ラヴェール 」では上品で立体感ある発色が人気を博しており、「LILMOON リルムーン」ではハーフのような瞳をナチュラルな程よい発色によって表現しています。 ウェブ上で見るカラコンの発色は普段の条件に比べてフラッシュなどが加わる為どうしても明るく見えがちになってしまいますが、その辺も考慮した上でご自分の瞳の色との兼ね合いを想像して検討してみて下さい。

眼科受診について

ご自分に合ったカラコンを選ぶためには眼科での診断が必要不可欠です。なぜ眼科受診が必要なのか?」「度なしのカラコンであれば受診は不要では?」と思われている方もいらっしゃるかもしれません。そこで、なぜ眼科受診が必要なのかを改めてお伝えさせて頂きます。
まず、度ありのカラコンを購入検討されている場合は、当然ご自分の左右の度数が分かっていないと購入することは出来ません。それらは全て眼科の診察などによって判明します。さらに、度ありに続き度なしの場合でも度数の項目以外にBC(ベースカーブ)を知る必要もあります。これはご自身の瞳の丸みがどれくらいかを診察して貰い、カーブの数値を判断して貰います。それが判明することで、ご自身に合ったベースカーブのカラコンを選択することが可能になるという事です。
それ以外にも、そもそもコンタクトを装着しても問題ない眼であるかなど、根本的な部分からも診察して貰うことで、カラコンの使用による眼障害などのリスクを回避することに繋がるでしょう。
初めてカラコンを使用される場合でも実際の正しい使用方法など眼科で教えて頂けますので眼科受診は非常に大切なものとなっています。

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